しかしこのブログの読者が少ないです。確かにマニアックな内容かもしれませんが・・・励みになるように、身近な“変わり者”の方へこのブログを紹介して頂ければ幸いです。
さて!
この会津米沢街道・絶景堪能ドライブの旅の道中で、密かな念願が叶いました。それは・・・・
この『まきえもん』を間近で撮影すること!
このまきえもんが設置されている箇所というのは、だいたい山間のカーブ地点などの場合が殆どなので、撮影しようにも後続車が危険なため難しかったのですが、今回、観光名所の裏磐梯でしかも休日ながらも、夕刻という事でか車もまばらで、撮影成功!
とは言いながら結局停車した車内からの撮影、多少後方の見通しがいい場所でしたが万が一かっとばした後続車が来ては危険と焦っていたせいか、ブレてました・・・
さてこの黄緑の箱(箇所によっては景観保全タイプなのか濃茶もある)の存在、どれくらいの人が御存知なのでしょうか。
前述のように、山間部のカーブ地点など、冬季に凍結によりスリップする恐れのあるような箇所に設置されているので、気候的に東北や山間部でしか見られないものだと思います。
この箱を気に留めた方ならその設置位置などからして、融雪剤でも自動で撒く装置かな?とは直感的に思いつくでしょう。
実際その通り、正式名称は『凍結防止剤自動散布装置「まきえもん」』なのだそうです。
しかしですよ!この箱の存在に気付いたならば、さらにこの『まきえもん』という名称と、何よりこのキャラクターに気を止めて「何だこの名前は!?」と思った方も多いのでは?!(蛇足で思い出しましたが、貨物列車の先頭の牽引車両?の名称も『金太郎』です。気付いた時に、おおっ!?っと衝撃を受けました。賛同いただける方、コメントを・・・)
アップで見てみましょう。
この通り、明らかにあの長寿人気キャラクター『ドラえもん』を意識したようなネーミング、フォント、そしてキャラクターまでも藤子不二雄タッチ・・・脳裏で結びつかない方などいないでしょう。
とりあえずグーグルで検索してみたものの、この共通点に関して触れられたものはありませんでした。
嗚呼・・・メーカーに真実を問い合わせてみたい・・・
何方か、この設置の関係者(私の関係する業種の方なら多々いると思いますが・・・)の方、機械がありましたら何かのついでにふっと問い合わせてみて下さい。そしてその結果を教えて下さい。
そしてさらに!私には大いなる疑問というか確かめてみたい事があります。
この『まきえもん』の、凍結防止剤を散布する瞬間が見てみたい!
動画ときたらYoutube!検索してみましたがありませんでした。一体凍結防止剤はどこからどのように出るのか!?疑問に思いませんか!?
とりあえずネット検索の結果判明したことは
・前田製作所(長野県本社)の作品(いや、製品)
・散布にはタイマー設定(標準設定時刻4:00~6:00・17:00~20:00、任意設定可能時刻最大5タイマー)と外気温設定(外気温度設定可能範囲+5℃~-20℃まで、標準外気温度設定値-3℃)と手動の3パターンある
・凍結防止剤は円盤(ツインスピンナ)回転式で前方11m、左右方向15mの範囲に散布可能
・センサー(オプション)によって、歩行している人と走行中の車を検知し、人・車の検知がなくなるまで散布作業開始を待機する。(センサーの最大検知範囲は長さ75m、幅12m、でも散布し出したら止まらないらしい)
・バッテリーで動作するらしく、自動散布2回/日・手動散布1回/日の場合の充電間隔は3ヶ月でバッテリーチェック機能が付いていますので、容易に残量が把握可能
・同様に自動散布2回/日・手動散布1回/日の場合、散布剤補給目安は4日間隔(容量は25kg薬剤袋を5袋=125㎏、蛇足ですが最近この塩カル、産廃となるホタテの殻を有効活用して混入させてるものもあるようですね)
・散布剤は塩化カルシウムか酢酸カルシウムマグネシウム(どちらも粒状)
などなど・・・その他寸法・重量は割愛しますが、因みに奥行きが薄型で軽量タイプもあるようで、その名も『まきえもんJr.』というものまであるらしいです・・・
こんな仕様は判明しましたが、県内で標準的な散布の設定などはあるのでしょうか??散布した痕跡を目撃したことのある箇所もあったのですが、箇所毎の設定なのでしょうか??知り得たからと言って私の生活にとって有効とも言えないし、仕事にとって有用な情報とも言えないし、知って何になるの??と言われるのが最有力ですが(おっ、綺麗な“有”三段オチ)、知的好奇心を擽ってなりません。
今日は疲れて帰宅したのでささっと更新しようと思いましたが、うっかりハマってしまった路上観察でした。
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